スライス・ラボがオンデマンド保険向けクラウド・プラットフォームのグローバル化のためにシリーズAの拡張ラウンドで2000万ドルを調達

ニューヨーク--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- オンデマンド保険クラウド・プラットフォーム大手のスライス・ラボは本日、コーポレーターズが主導し、XLイノベート、ホライゾンズ、ミュンヘン再保険/HSBベンチャーズ、SOMPO、Veronorte（グルーポ・スラの投資部門）、ジェットブルー・テクノロジー・ベンチャーズが参加したシリーズAラウンドにより、2000万ドルの追加資金を調達したと発表しました。今回の大規模な拡張ラウンドで調達した資金は、スライス保険クラウド・サービス（ICS）に対する世界からの計画を上回る需要に対応するために使われます。

スライスは、保険の変革、改良、再設計を使命として掲げ、2016年に設立されました。スライスの保険クラウド・サービス（ICS）は、新しいオンデマンド保険商品の企画、試行、検証、投入を可能にするプラットフォームの提供により、伝統的な保険会社をデジタル主導の保険会社に変革します。世界的な大手保険会社がICSを活用してオンデマンド保険商品を投入しており、スライスは今回調達した資金をICSの世界的な規模での提供の一段の拡大に充当します。

スライスのティム・アティア最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「保険会社がクラウドベースのプラットフォームを活用する必要性と完全にデジタル化されたオンデマンド保険商品の競争優位性をますます認識するようになっていることで、ICSプラットフォームは急成長しています。当社に再度投資してくださった投資家、および新規の投資家の皆様は、当社が一段と事業を拡大し、デジタル保険の比類ない潜在性を引き続き追及していく上で極めて重要な資産となります。」

ICSプラットフォームは、保険会社がオンデマンドの新デジタル保険商品を数週間で投入することを可能にする高付加価値サービスです。マシンラーニング、高度なデータ分析、行動科学に関する最高レベルの専門的知見を活かし、サブスクリプション方式で提供されるICSは、APIベースの価格設定、料率算定、免許取得、保険金請求処理、自動引受といった機能を備えており、保険テクノロジーの新たな進歩を体現しています。

コーポレーターズのロブ・ウェッセリング社長兼最高経営責任者（CEO）は、次のように述べています。「デジタル経済が拡大する中、スライス固有のプラットフォームとアプローチは、目まぐるしく変化する世界のための革新的かつアジャイルで、ニーズに基づいた保険ソリューションを実現します。スライスとのパートナーシップを通じて、こうしたソリューションの最先端に位置し続けることのできる技術だけでなく、当組織の会員やお客さまの変化するニーズを継続的に満たす長期的な能力にも投資することになります。」

スライスは、2016年10月の同社の最初の商品投入のためにICSの支援技術を初めて使用し、さらに昨年、米国50州でのデジタル・オンデマンド・プラットフォームの展開でも同技術を活用しました。2018年1月、スライスはICSプラットフォームを立ち上げ、世界中で同プラットフォームに対する需要が急速に広がりました。例えば、XLカトリン、リーガル・アンド・ジェネラル、コーポレーターズといった新規顧客により、スライスのICSを活用した様々なオンデマンド保険商品の開発が発表されました。さらに、こうした力強い成長を支えるために、スライスは先日、経験豊富な経営幹部であるフィリップ・ラフレニエールを8月に最高成長責任者として採用したことを発表しました。ラフレニエールは、デジタル・オンデマンド保険モデルが顧客エクスペリエンスにもたらす価値の実現に向けて世界の保険会社を支援する重要な役割を果たします。

スライス・ラボについて

スライス・ラボは、先進的なオンデマンド保険クラウド・プラットフォームです。保険会社がインフラ投資を行わずにダイレクト保険または保険代理店モデルにより必要な保険を必要な分だけ提供できるカスタムメイドのオンデマンド保険商品を提供できるようにし、お客さまへの新たな価値の提供を可能にします。スライス保険クラウド・サービス・プラットフォーム（ICS）は、マシンラーニングと高度なビッグデータ技術、さらに行動科学に関する優れた専門的知見により裏付けられています。ICSは、大手保険会社が世界的に販売する新たなデジタル保険商品の基盤となると同時に、スライス独自のニューエコノミーに対応したデジタル保険商品の礎です。

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